本記事はノーコードアプリ開発について全く知らなかった管理人が独学で勉強し、ここ大事!と感じた部分を記事にまとめています。
本ブログでは新UI画面で内容をまとめています。
新旧画面への切り替えは、下図を参考に該当アイコンをクリックしてください(^^)
まずはじめに
- アプリ内で期限が差し迫った案件を知らせるBotを作成したい人
- not()関数とin()関数を組み合わせた便利な構文の作成
今回の記事は、Automation機能のTIPS的な内容です。
appsheetではスライスを使えば、簡単に進捗管理アプリを作成することが可能ですが、
アプリに進捗遅れの案件をメールで知らせる機能を付けたい
こういったニーズが結構ありましたので、その設定方法をまとめました。
設定の方法は簡単ですので、ぜひ最後まで読んで知識として身につけてください(^^)
それでは勉強していきましょう!
検証データについて
各カラムのイメージは下記のとおりです。
- ID:Key値
- 内容:やらなければいけない仕事を登録
- 登録日:データを登録した日付
- 期限:内容で登録された仕事のタイムリミット
- ステータス:内容の進捗状況(登録・対応中・完了3段階で今回は管理)
本記事で大事なのは期限とステータスのカラムです。
今回はこのダミーデータを用いて、Automationの検証をしていきたいと思います。
Automationの設定
appsheetのAutomationは大きく分けて3タイプあります。
- Data Change型:テーブルにデータが追加、テーブルのデータが更新された時にBotが作動
- Schedule型:定刻になったら自動でBotが作動
- Chat型:データが登録されたらGoogle chatに連絡が入る
今回の記事内容は、
期限が差し迫った案件を知らせる
なので、Schedule型が仕組みの実装には適しています。
Automationの基礎知識を身につけておきたい方は、こちらの記事を参考にしてください
appsheetの基本項目をまとめました(^^)
【まずはここから】抑えるべきappsheetの基本項目
以上を踏まえてAutomationを作成していきましょう(^^)
- Event Type:Scheduleを選択
- Schedule:Weeklyを選択
- Day of the week:1週間のうち連絡を入れたい曜日を選択
- Time:連絡を入れたい時間を入力
- Time zone:日本の場合はTokyo Standard Timeを選択
- For Each Row In Table:トグルボタンをONにする
- Table:Botを作動させるテーブルを選択
- Filter Condition:参照テーブルのうち該当する条件を関数で入力
Filter Conditionに入力した条件式
and(and([期限]<today()+5,[期限]>=today()+1),not(in([ステータス],list(完了))))
複雑そうに見えますが、大事になってくる条件は
期限がいつのものを知らせるか?(本記事では明日〜5営業日のもの)
ステータスがどういう状態のものであるか?
この2点だけを考えればOKなので、期限関係のものはハイライトカラーが青色、ステータス関係のものはハイライトカラーが黄色のものでそれぞれ条件式を考えてand()関数でくっつけているだけです。
使用した関数はこちらの記事で詳しく解説しています
条件式を組み立てるための関数が学べます(^^)
【永久保存版】appsheetで覚えておくべきYes/No関数
- Task category:Send an emailを選択
- Email Type:Custom templateを選択
- To:送りたい人のメールアドレスを入力
BotタブにあるRunボタンをクリックすると、Schedule型Botの検証をすぐに行うことが出来ます。
届くメールの内容は本記事では割愛しましたが、STEP.3のTaskで作り込むことが可能です(^^)
まとめ
以上、期限が差し迫った案件を知らせる設定方法の記事でした。
記事内容ではさらっと流しましたが、
not(in())関数の組み合わせは非常に便利です。
例えば、登録して欲しくない言葉などをリストにしておいてVaild ifに
not(in([_this],登録してほしくない言葉のリスト))
こういうふうにしておけば意図しないデータの登録を防ぐことも可能です。
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勉強お疲れさまでした(^^)