本記事はノーコードアプリ開発について全く知らなかった管理人が独学で勉強し、ここ大事!と感じた部分を記事にまとめています。
本ブログでは新UI画面で内容をまとめています。
新旧画面への切り替えは、下図を参考に該当アイコンをクリックしてください(^^)
まずはじめに
- AppSheetにCSVエクスポートのアクションボタンを設置したい人
- CSVエクスポートのアクションボタンを設置するときの注意点を知りたい人
今回の記事は、CSVエクスポートについてです。
AppSheetでは登録されているデータをCSV化することが出来ますが、その時の注意点がいくつかあります。
先に結論から(^^)
- アクションボタンの設置場所はPrimaryにしているか?
- Table Viewにセットしているか?(推奨設定)
- カラムのShow?設定の確認
- Column Orderを設定していないか?
CSVボタンを設置するときは、上記4点を確認するようにしましょう。
それでは勉強していきましょう!
CSVエクスポートのアクションボタンを作成する
まず最初にアクションボタンを作成するときの注意点です。
CSVエクスポートのアクションボタンを作成する時は必ず
PositionをPrimaryにする
このことを忘れないようにしてください。
CSVエクスポートのアクションボタンは、Actionsペインから作成します。
- Do thisはApp:export this view to a CSV fileを選択
- CSV file locateはJapaneseを推奨
- PositionはPrimaryを選択
CSV file locateをJapaneseにしておかないと、例えば日付だと2022/7/23の日本式ではなく、7/23/2022のように米国式の表記でデータがエクスポートされます。
挙動の確認
先ほど作成したアクションボタンの動作検証を行います。
アプリ使用画面の右上にCSVアイコン(アイコンを変えた場合)があるので、それをクリックします。
ボタンを押すと上図のポップアップが出現します。
上図のポップアップが出現すれば問題なくデータのCSV化が完了しています。
ダウンロードしたCSVファイルの中身です。
AppSheetでのCSVエクスポートのアクションボタンは、Table Viewに置くのを推奨します。
Table Viewだと見えているViewがそのままデータとしてダウンロードすることが可能です
カラムのShow?設定について
次にカラム自体に表示の有無を設定している場合の挙動について検証します。
カラムの表示はデータのShow?の項目で設定することが可能です。
検証に用いるカラムは、以下の2パターンで検証しています。
- Showのチェックを外して、カラムを誰からも見えなくさせる
- Show?に関数を入力して、カラムが見える人と見えない人を作る
各カラムの設定は以下を参考にしてください。
1つ目のカラムは、Show?のチェックを外して誰からも見えなくさせます。
Show?に以下の関数を入力しています。
2つ目のカラムは、IN(USEREMAIL(),アプリユーザー[email])を満たす人のみ見られるようにしています。
Show?に以下の関数を入力しています。
3つ目のカラムは、NOT(IN(USEREMAIL(),アプリユーザー[email]))を満たす人は見えなくしています。
Show?の設定を変更した結果、アプリの画面はこのように変わりました。
Show?のチェックを外す:カラム項目が消えて完全に見えない状態(だれも見えない)
Show?に関数を入力する:データの閲覧に制限がかかっている状態(見える人は見える)
この状態でCSVエクスポートをするとどうなるか?
こちらが結果です。Show?に制限をかける場合は
Show?のチェックを外す:CSVの項目にも表示されない
Show?に関数を入力する:CSVのカラム項目として表示はされるが、入力値は表示されない
このことは覚えておきましょう(^^)
Column order 設定の影響
続いてViewに表示させるColumnに制限を持たせている場合を検証します。
Column orderでカラム表示の制限や順番を変更することが可能
検証に用いたデータはこちらです。
こちらの検証データに従って、col3の表示をなくします。
この状態でCSVエクスポートをするとどうなるか?
こちらがその結果です。Column orderでViewに制限をかけている場合は、
アプリのView画面では見えない。ただし、CSV化するとカラム値と入力値も表示される
ちなみに、先ほどのShow?の設定とどちらが優先されるかを念の為検証したところ
Show?のデータ閲覧権限が優先されました。
まとめ
以上、CSVエクスポートの基本的な挙動についての記事でした。
CSV化するときの注意点として
センシティブな情報には、カラムのShow?設定をしっかりと行う
このことをしっかりと忘れないようにしてください!
あとはアプリとして正式に展開する前にアプリの挙動を確認しておくことも大事ですね(^^)
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勉強お疲れさまでした(^^)